アトミック・ブロンド(スパイ映画)の動画配信を無料でみる方法！ あらすじ・感想

ベルリンでの出来事

東西冷戦末期、1989年11月ロンドンでブロンドの女性が氷を張ったバスタブから身体を起こします。

女性が身支度を整え出向いた先はイギリスの諜報部MI6のオフィス。

凛としたクールな美しい女性の名はローレン・ブロートン。

彼女は上司である諜報局主任エリック・グレイとCIAの大物エージェント、エメット・カーツフェルドを前にし、自分がベルリンで行ったあるミッションの聴取をされている。

MI6のチーフ、Cはマジックミラーの向こう側より冷静にローレンの話を聞いている。

「ベルリンで何があったんだ？」グレイに問われたローレンは静かにミッションの全貌を語り始めた。

回想

この取調べの10日前。

ベルリンに潜入していたMI6の諜報員ガスコインがKGBに雇われた殺し屋バクティンに殺害されたことから全てが始まった。

ガスコインが持っていたのは、世界中で暗躍する各国機関のスパイの情報が仕掛けられた腕時計。

ガスコインは無惨にも殺され、リストは盗まれる。

もしこのリストが公に出れば、国際勢力を揺るがす重大な危機を招くことに。

バクティンはKGBを裏切ってリストを闇市場で売りさばくために東ベルリンに潜伏している。

なんとしてもリストを奪い返したいMI6は、並外れた情報収集能力と戦闘技術を兼ね備えたローレンに任務を委ねる。

二重スパイの捜索

断じて失敗の許されない重大な任務を背負ったローレンは、弁護士エリザベス・ロイドという偽名で西ドイツへ入国。

しかし、極秘のはずの任務にも関わらず早速KGBより手荒い襲撃を受けてしまう。

素早く対処をし命は落とさなかったものの、遠くにはローレンを追跡する謎の女の姿が。

窮地を脱したローレンは同じくMI6ベルリン支局の敏腕エージェント、デヴィッド・パーシヴァルと合流しチームを組んでリストを追う。

ところが、東西ベルリンの表も裏も知り尽くしたパーシヴァルは、リストの捜索に協力するどころか、不審な行動に出てローレンを混乱に陥れていく。

実はローレンにはもうひとつ遂行すべき極秘ミッションがあった。

それはガスコインを裏切った二重スパイ”サッチェル”を探し出し復讐すること。

ローレンはパーシヴァルとの微妙な距離を保ちサッチェルの捜索する。

真の目的

ローレンは、東西ベルリンの裏社会の仕事を請け負う”時計屋”の力を借りて東ベルリンへ単独で密入国した。

ブレモヴィッチ率いるKGBも、リストの持ち主バクティンを血眼になり探し回っている。

そんな中、ローレンは尾行されていた謎の女と出会う。

彼女はフランス人スパイ、デルフィーヌと名乗った。

ローレンは、キャリアも短く可憐で若いデルフィーヌに心の安らぎを見出し、情熱的な一夜を過ごす。

ある日、ローレンとパーシヴァルはリストを暗記しているスパイグラスを西ベルリンへ逃す任務を遂行することになった。

ところが計画は漏れスパイグラスは命を落としてしまう。

ここでローレンはパーシヴァルが裏切り者であることを確信した。

さらにパーシヴァルによって仕掛けられた盗聴器を見つけ、デルフィーヌとパーシヴァルの関係にも気づく。

デルフィーヌの身の危険を感じたローレンは彼女の家に急いだのですが、そこにはパーシヴァルによって殺されたデルフィーヌの姿があった。

怒りと悲しみにかられたローレンはパーシヴァルの後を追い、裏切り者であり愛する人を殺した憎きパーシヴァルを抹殺。

リストも取り返すことに成功し任務を終えた。

取調室から出たローレン。

KGBへリストを渡すフリをし抹殺。

実はサッチェルとはローレンのことでCIAの三重スパイとして全ては彼女が仕組んだシナリオだった。

CIAのジェット機に乗り、カーツフェルドの「うちへ帰ろう」という言葉に重みを感じ安堵するローレンだった。