カンテレ放送・アニメ「鬼滅の刃」。
11月6日放送分、第10話・第11話を振り返ります。
騒動の最中で炭治郎が出会ったのは、無惨抹殺を願う鬼・珠世と愈史郎でした。
そして、そこに無惨の配下にある鬼・手毬と矢印が襲ってきます。
苦戦の末にようやく矢印の頸を切ることに成功した炭治郎。
残る鬼は手毬のみ…。
鬼滅の刃 第10話
鬼滅の刃 あらすじ
矢印は最期の力を振り絞って放った血鬼術に炭治郎は苦しめられます。
そして、禰豆子は禰豆子で手毬の攻撃に悪戦苦闘していました。
この状況に珠世が立ち上がります。
鬼滅の刃 ネタバレ
<手毬との闘い>
矢印は、「お前も道連れだ!」と言いながら最期の力を振り絞り炭治郎に血鬼術「紅潔の矢」を放ちます。
それによりたくさんの矢印が炭治郎の体に付き、炭治郎は四方八方に飛ばされていくのでした。
そして、水の呼吸で衝撃を和らげるも、炭治郎の体力は限界に達し…。
しかし、まだ禰豆子と愈史郎が手毬と闘っています。
焦る炭治郎。
しかし、実は9話にて足を欠損していた禰豆子の足は珠世の薬によりすでに回復済み。
しかも、その薬のおかげなのか禰豆子は以前にも増してパワーアップしていたため、手毬の投げる毬にダメージを受けることもなくなっていました。
ただ、そうはいっても手毬も強いため、そうは簡単に打ち勝つことはできません。
苦戦を強いられることになる禰豆子と愈史郎。
すると、そこに珠世が出てきて手毬にこう問いました。
「鬼舞辻無惨の正体をご存知ですか?」
その言葉に手毬はひどく動揺するのです。
<珠世の問いと無惨の呪い>(見出し3)
「あの男はただの臆病者です。いつも何かに怯えている。」
珠世は更に言葉を続け、そして、鬼が群れることのできない理由を「鬼が無惨に群れで襲ってこないよう、無惨が鬼を操作して防いでいる」と手毬に説明するのでした。
すると、そう言う珠世に手毬はつい…「鬼舞辻様は…」と無惨の名前を出し反論。
その途端、無惨の呪いが発動します(珠世の場合は、自分で呪いを解くことができたので名前を出しても呪いは発動しない)。
みるみるうちに手毬の口から手が生えて…そこから体と頭が潰されていき、細胞がどんどん破壊されていくのでした。
そんな中、珠世が手毬の眼球をのぞき込み、そこに数字が刻まれているかどうかを確認します。
十二鬼月と名乗っていたのに手毬の…手毬が本当に十二鬼月であれば、その瞳の中に数字が刻まれているはず。
しかし、手毬の瞳の中に数字はありませんでした。
おそらく、無惨は手毬と矢印を十二鬼月であると騙すことで自由に操っていただけなのでしょう。
そんな中で死んでいく手毬…闘いは終わったものの、まだかすかに生きている手毬は言葉を発します。
「毬…毬…」…と。
炭治郎が「毬だよ」と手毬の腕に渡してあげ、そして陽の光とともに手毬の姿は骨すら残らず消えていくのでした。
<珠世と愈史郎との別れ>
陽が上がったということもあり、珠世、愈史郎、禰豆子の3人は屋敷の地下に移動します。
しばらくして炭治郎もそこへ行くと、そこには「珠世に抱き着き愈史郎の頭を撫でる」禰豆子がいました。
おそらく、禰豆子にとって、「珠世は母」「愈史郎は弟」に見えていたのだ…と、驚き戸惑う珠世に炭治郎はそう説明しました。
無惨に近づきすぎたと感じた珠世と愈史郎の2人は、身を隠すため屋敷を後にしてどこかへ去ろうとしていました。
その際、珠世は炭治郎に禰豆子を預かろうかと提案してきますが、炭治郎は迷いつつもそれを拒否。
珠世たちと別れて、次の任務地を目指すのでした。
<次なる任務地…いざ南南東へ>
禰豆子の入る箱を担いで南南東を目指す炭治郎の目に飛び込んできたのは、女性に求婚する謎の金髪男。
少々引きつつ、炭治郎はその姿を見つめていました。
鬼滅の刃 感想
無惨の名前を出した途端に発動する呪いの恐ろしさ…。
壮絶な闘いではありましたが、それにしても手毬の最期が何とも切なく感じる回でした。
手毬と矢印を十二鬼月であると騙し、そうまでして炭治郎を襲わせるって…やはり無惨と炭治郎との間には何かしらの因縁があるのかもしれません。
ともあれ、今回の闘いは終わりました。
次の目的地には何が待ち構えているのでしょうか。
鬼滅の刃 第11話
鬼滅の刃 あらすじ
謎の金髪男と出会った炭治郎は、その男と共に任務地を目指します。
そんな中で立ち寄ったある屋敷。
そこには、鼓を鳴らす化け物と猪の被り物をした何者かが潜んでいたのでした。
鬼滅の刃 ネタバレ
<金髪男と共に任務地へ>
次の任務地を目指す最中、炭治郎は女性に泣きながら求婚している金髪男・我妻善逸(あがつまぜんいつ)と出会います。
善逸に求婚されている女性は非常に困っている様子。
また、善逸の傍らには連絡鴉のスズメがいて、こちらまた困って居る様子…そのため、炭治郎は善逸に注意をしてその場を収めたのでした。
さて、この善逸という男。
最終選別のときに炭治郎と一緒だった男で、善逸は覚えていたのですが、炭治郎は覚えていないようです。
そんな善逸が女性に求婚していた理由はこのようなものだそう。
・善逸が具合を悪くて道にうずくまっていたところに女性が声をかけてくれた。
↓
・それを善逸が「俺のことが好きだから声をかけてくれた」と勘違い。
↓
・そして、そこでなぜか求婚。
そもそも善逸は自分のことを弱い人間と思っているようです。
剣士になったのも本心からではなく、女に騙されて背負ってしまった借金を育手に肩代わりしてもらう代わりだったからだとのこと。
運の良さから最終選別に受かったものの、その裏ではいつ死ぬか分からない恐怖に苛まれているといいます。
呆れ顔の炭治郎に、善逸は「オレが結婚できるまでお前(炭治郎)は俺を守れよな」と言うのでした。
2人は共に次なる目的地へと向かいます。
<鼓と猪>
とある屋敷にして、炭治郎は血の匂いを感じました。
善逸は…というと、こちらは匂いではなく音を聞いたよう。
屋敷の近くで身を寄せていた兄弟・正一とてる子に気付いた炭治郎と善逸が子どもたちに事情を聞くと、「一番上の兄・清が屋敷の中の化け物にさらわれてしまった」と言います。
そして、善逸の耳に鼓のような音が聞こえた(炭治郎には聞こえない)…とそのとき、2階の窓から1人の男が落ちてきました。
落ちてきた男は、正一とてる子の兄ではありませんでしたが、「やっと外に出られたのに…」と言い残して死んでしまいます。
この状況に炭治郎は、幼い兄弟に外で待っているよう言い残し屋敷の中へ。
しかし、念の為にと兄弟2人を守るためにと禰豆子の入った箱を残し、炭治郎はひどく怯える善逸と共に屋敷の中へと入っていくのでした。
しかし、実のところ炭治郎は手毬と矢印との闘いで負った傷がまだ癒えておらず、万全とは言えない状態。
それを知った善逸は絶望の淵へと落とされるのでした。
そんな最中、なぜか外にいるはずの正一とてる子が炭治郎と善逸の傍にいるではありませんか。
どうしたのかと炭治郎が問うと、幼い兄弟は「箱からカリカリと音がするのが怖いから着いてきた」と言いました。
と、そのとき異様な音が屋敷中に響きわたり、それとともに、「炭治郎とてる子」「善逸と正一」がいた部屋が分断されたのです。
それから「ポン」と鼓の音がして、その度に部屋の間取りが変わっていき…そしていつの間にか出口が分からなくなってしまうのでした。
分断された後…。
善逸と正一は、猪の被り物をした謎の人物と遭遇し、恐怖から取り乱す善逸に正一は軽蔑の眼差しを。
猪男はそのまま「猪突猛進」と言いながら2人の前を通り過ぎていきました。
炭治郎とてる子はといえば、こちらは自らに生えている鼓を操り部屋を回転させるという鬼血術を持つ鬼・響凱(きょうがい)と遭遇。
炭治郎が刀を抜き立ち向かおうと…そのとき、あの猪男が「猪突猛進!」と叫びながら登場します。
鬼滅の刃 感想
善逸の登場で何だか和やかなムードになりましたね。
剣士らしからぬ善逸ではありますが、どこか憎めない様子。
しかしながら、弱いと言いながら善逸には炭治郎には聞こえない「音」が聞こえるようです。
炭治郎は「匂い」、そして善逸は「音」…最強コンビの誕生かもしれません。
2人の闘いっぷりが楽しみです。
鬼滅の刃第10・11話 まとめ
第10話は、手毬との闘いから珠世と愈史郎との別れまで。
第11話は、善逸との出会いから新たな敵との遭遇場面が描かれていました。
手毬が最期に「毬…」と囁く場面、それに対して炭治郎が毬を手渡す場面…炭治郎の優しさがよく表れていた良いシーンでした。
ただ、珠世と愈史郎との別れは残念…。
できれば、もうちょっと一緒にいてほしかった気がします。
でも、新たなお供(?)善逸の登場で雰囲気はまたガラッと変わって新鮮モードに。
新たな敵も出てきて…さて、第12話では何が起こるのでしょうか。
コメント