2006年公開、恋にお洒落に仕事に頑張る女性を描いた映画「プラダを着た悪魔」。
主演アン・ハサウェイさんのお洒落なファッションに注目が集まった映画ではありますが、実はその内容・セリフ一つ一つに深い意味が隠されています。
お洒落なファッションに目を奪われるもよし!
その内容に考えさせられるもよし!
今回は、そんな映画「プラダを着た悪魔」から、映画の見どころや深いと話題の名言・心暖かくなる映画の結末をご紹介します。
■あらすじ
https://twitter.com/kouenji_denden/status/1249395813454766080?s=20
<主な登場人物>
アンドレア・サックス(アン・ハサウェイ)
ミランダ・プリーストリー(メリル・ストリープ)
エミリー・チャールトン(エミリー・ブラント)
ナイジェル(スタンリー・トゥッチ)
ネイト(エイドリアン・グレニアー)
クリスチャン・トンプソン(サイモン・ベイカー)
ジャーナリストを目指してオハイオからニューヨークへ出てきたアンドレア。
そこで得た職は、世界で最も有名なファッション誌「ランウェイ」を扱う「アメリカ版編集長ミランダのアシスタント業務」でした。
しかし、ファッション業界に無知なアンドレアは、ランウェイを読んだこともなければミランダの名前さえも知ならないという状況…。
服装もダサく、とてもこの業務をこなせるようには思えません。
オフィス内、周囲がアンドレアの無知さ・見た目に呆れている最中、そこにミランダがやってきます。
ミランダは興味なげにアンドレアを一瞥するも、アンドレアからの「見た目は悪いが頭は切れる」との発言から、とりあえずアンドレア雇ってみることに。
※ミランダのアシスタントはかなりの激務。
翌日早朝…。
電話で起こされたアンドレアは、第一アシスタント・エミリーから「ミランダ用の熱いコーヒーを買ってすぐに出社しろ!」と指示されます。
エミリーもまたミランダの下で過酷な業務をこなすアシスタントの1人。
ようやく手に入れた第一アシスタントの座を守るためにも、アンドレアのミスを見逃すわけにはいかないのでした。(アンドレアのミス=エミリーのミス=クビ…となるらしい)。
一方、指示通りに動こうにも動けないアンドレア。
そのため、ミランダのアシスタントでありながらミランダに名前さえも覚えてもらえずにいます。
そんな中、ミランダがマイアミへ出張に…。
ホッとしたのも束の間、アンドレアの元にミランダから急に「飛行機を用意しろ」との連絡が入ります。
しかし、その要求にアンドレアは応えることができませんでした。
自分の努力不足に気付いたアンドレアは、ナイジェル(ミランダの部下)に手伝ってもらいその日を境にお洒落な女性に変身(と共に本来の自分を失い仕事優先主義に)。
その変わりように、ミランダはアンドレアに一目置き始めるようになるのでした。
しかし、あることがきっかけでミランダの逆麟に触れてしまったアンドレアは、ミランダから無謀な要件を言いつけられます。
無理か…と思ったそのとき、運が味方のしたのか何とかその要件をクリアしたアンドレア。
ここで、ようやくミランダはアンドレアの有能さを認めることになるのでした。
しかし、後にミランダの「自分の地位を守るための汚いやり方」を知ってしまったアンドレアは、本来の自分を取り戻し、ミランダの元から去っていくのでした。
■見どころ
https://twitter.com/taro_eiga/status/1210187392943980550?s=20
本作の見どころは3つ…「お洒落・恋愛・仕事」でしょうか。
元は地味で野暮ったい女の子が、みるみるお洒落に変身していく様は本当に痛快で気持ちのいいもの。
また、本作の場合、それと共に人間として成長していく様も見られるというのが深い意味をなしています。
仕事に恋愛に…だけですとちょっと物足りないですが、お洒落要素を取り入れることで見る楽しみも味わえるというのはかなりポイント高いのではないでしょうか。
また、本作、実はミランダやアンドレアにはモデルがいるといわれているのも隠れた見どころの1つ。
夢物語のようでいて夢物語ではない…、本作品に共感が集まるポイントは、そんなモデルの存在がいるからなのかもしれません。
■名言集
キャリアと恋愛、そして人生について考えさせられる、ユーモアたっぷりなストーリーが多くの女性の共感を呼んだ『プラダを着た悪魔』。【目指せファッション通! おしゃれ偏差値を上げる映画15選】 https://t.co/4AeIujqR4b pic.twitter.com/Q8UlJ20IbN
— VOGUE JAPAN (@voguejp) December 17, 2019
本作では、名言といわれる多くのセリフが残されています。
今回は、そんな名言の中からミランダ、ナイジェルが放ったセリフをいくつかご紹介します。
名言1:
「アンディいいか?君は努力していない。ただ愚痴を並べているだけだ」
“Andy, be serious. You are not trying. You are whiing.”
ナイジェルがアンドレアに放った言葉。
アンドレア(アンディ)がよく愚痴を吐いている人物なのですが、そんな彼のこの言葉で今までダサかったアンドレアは生まれ変わります。
名言2:
「仕事ができるようになると、プライベートが崩壊するよ。昇進のタイミングだ」
“I mean…your whole life goes up and smoke, this is the time for promotion.”
こちらもナイジェルによる言葉。
アンドレアがミランダに一目置かれるようになった裏には、恋人との別れもありました。
このセリフは、そんな恋人との関係に悩むアンドレアにナイジェルが褒める意味で発した言葉です。
名言3:
“The decision’s yours.”
「決めるのはあなた」
ミランダが迷うアンドレアに向けた言葉。
最後に決めるのは自分…確かにその通り、心にグサッと突き刺さるようなセリフの1つです。
■心暖かくなる結末
※ネタバレとなりますのでご注意ください。
ミランダの元を離れたアンドレアは、ニューヨークから故郷オハイオへと戻ります。
恋人ネイトとも仲直りをしたアンドレアは、就職のため新聞社の面接へ向かいます。
そこでアンドレアの経歴を確かめるため、新聞社がミランダの元へ確認の電話をすると…。
ミランダ:「彼女は最も期待を裏切ってくれたアシスタント!彼女を雇わないならあなたは大バカよ!」
このミランダの返答により、新聞社は快くアンドレアを雇うのでした。
それからしばらくして…。
通りで偶然ミランダをみかけたアンドレアは、ミランダに向かって手を振ります。
素っ気ない素振りで車に乗り込んだミランダでしたが…、車の中では満足げにほほ笑んでいるのでした。
■まとめ
今回は、映画「プラダを着た悪魔」から、映画の見どころや深いと話題の名言・心暖かくなる映画の結末をご紹介しました。
映画の見どころは「仕事・恋愛・お洒落」とし、隠れた見どころの1つとして追加で「モデルの存在」をご紹介しました。
名言といわれるセリフについては、多くの名言の中からミランダ・ナイジェルのセリフを。
心暖かくなる映画の結末としては、ミランダの心のうちに秘められた優しさをご紹介しました。
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